オーストラリアサッカー留学体験談~プロサッカー選手になるまでの軌跡~

オーストラリアサッカー留学体験談

オーストラリアでプロサッカー選手になるまでの軌跡・・・。
やったぜ!!我らがワーホリメーカーの仲間が、オーストラリアのシドニーでプロサッカー選手としてついにデビューを飾った!
彼の名前は《HIDE~石井英貴》。彼のサッカー選手としての活躍を紹介していきます!
ワーキングホリデーで渡航したHIDE。
第一に英語習得、第二にサッカーという目的でオーストラリアに来たのだが、自分の英語のセンスのなさに気付き、オーストラリアに来て1ヶ月で第一の目的を英語からサッカーに変えたのだった・・・。
そんな彼の2年半にも渡るプロサッカー選手としての軌跡をお送り致します!
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Vol.1 オーストラリア生活スタート!

俺のワーホリがスタートして早11ヶ月が経った!
第一に英語習得、第二にサッカーという目的でオーストラリアに来たのだが、自分の英語のセンスのなさに気付き、オーストラリアに来て1ヶ月で第一の目的を英語からサッカーに変えた。
ここでサッカーを始めたのは、語学学校のスタッフの紹介で入れてもらった韓国リーグに参加している韓国チームだった。
草サッカー程度だが大会では毎回優勝、今年4月には大会MVPももらった。
そのチームには、元プロリーグでプレーしていたチームメイトがいて、その人の紹介でオーストラリアリーグに加盟している、アマチュアリーグに入る事ができ、今年3月~8月までプレーした。
周りはオージーばかりで、レベルも一気に高くなった。
ここでの経験は自分を成長させてくれたと思う。
シーズン中もコーチに「プロリーグでプレーしたい!」とずっと言っていたので、シーズン終了後にコーチからプロチームのトライアルがあると聞き、チームメイトと一緒にテストを受けに行った。
9月半ばから30~40人が集まってゲームをするだけのトライアウト。
これが2~3回にわたって行われた。その中から4人に選ばれ、そこからはそのプロチームのプレーヤーに交じって2週間くらいトレーニングした。
10月4日の練習試合 VS Bankstown(昨年の優勝チーム)
DFでスタメン、フル出場。
前にプレーしていたアマチュアリーグに比べて、スピード、スキルがまったく違う!!
プレッシャー、パス回しは速いし、テクニックも断然にうまい!
最初はかなり戸惑ったが、だんだん落ち着きを取り戻し、なんとか無失点で押さえ2対0で勝利することができた。
10月7日のトレーニング後
コーチに呼ばれ「今シーズンうちでプレーしてくれ!早くビザを切り替えろ!!」と、いきなり言われ「ホント!マジで~!?」って感じだった。
10月17日16:00
いよいよその時が来た!Lambert Parkでの試合。
「Sydney Crescent Star!37 Hidetaka Ishii!」と、試合開始前のメンバー紹介で自分の名前がスタジアムに響いた時はさすがにシビれた。
ついに俺はプロデビュー!
プロと言ってもAustraliaはやっぱりラグビーとクリケットがメジャースポーツ。
そのためサッカーは日本みたいに華やかなものではない。
Jリーグのサポーターのような応援はないし、テレビ放送もないし、カメラマンも少ない。
でも観客は200~300人はいたと思う。
俺にとっては十分すぎる舞台、そんな環境でプレーできて本当に幸せだった。
今日から16チームでのカップ戦(JOHNNY WARREN CUP)が始った。
VS MANLY-WARRINGAH DOLPHINS の試合には1対2で負けてしまったが、スタメンで出場できたし、俺のAustraliaでの夢「Australiaでプロになる!」というのが叶った瞬間だった。
この目標は常に頭に入れて生活してたから何とも言えない感動だった。
常にサッカーの事は頭にあったが、もちろん四六時中サッカーのことしか考えてなかったわけではない。
俺にはワーホリで出会った大切な仲間がいて、そいつらとPartyしたり、PUB行って騒いだり、そういうリラックスできる時間があったからこそ心身ともにいいコンディションでサッカーができたと思っている。
今の俺があるのは、この仲間のおかげだと思ってるし俺のワーホリはこの仲間なしでは語れないほど重要な存在だった。
本当に感謝している。「みんなありがと~う!」でも俺にとってはこれからが本当の勝負。
プロになった位で満足せずさらに上を目指してがんばっていこうと思う。
《デビュー戦が当地のサッカーマガジンに大きく掲載されました!》
AUSTRALIAN AND BRITISH SOCCER VOL.24 NO.1210-Tuesday, October 19より掲載
It was a good workout for both sides,but perhaps the brightest player on show was Crescent Star’s new Japanese recruit, Hidetaka Ishii,who drew praise from opposition supporters, as well as neutrals, with his silky skills.(両サイドとも良い動きをしていたが、おそらく特に目立っていたのはCrescent Starチームの新人日本人選手の石井英貴選手。彼の柔軟性に富むサッカー能力に引きつけられ相手サポーターまでも賛美した。)WHOS HOT:Hidetaka Isgii(Crescent Star), who began at sweeper and was then pushed into a midfield spot caught the eye nicely.(石井選手はすごい観察力でフィールド中央まで流れるような動きで動いた。)
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Vol.2 シーズンスタート!

10~11月は帰国ラッシュだった。
AUSで出会った俺の大切な仲間が次々と日本へ帰ってしまった。
そんな中、11.21ついにNSW Premier League(計16チーム)のシーズンがスタートした。
初戦はVS Blacktownを迎えてのホームゲーム(Lidcombe Ovel)だった。
しかし前回のカップ戦の時と雰囲気が全く違う。
ミーティングの前からそう感じた。
ロッカールームでメンバー発表の時、「MF, Hide」スターティング11の中に俺の名前はあった。
ウォーミィングアップもいつもより熱が入った。
それは俺だけじゃなくチーム全員がそうだった。
ロッカールームに戻りユニフォームに着替え、プレーヤー、コーチ、スタッフ、チーム全員が輪になって円陣を組んだ時、俺のボルテージも一気に上がった。
グランドに出ると200人くらいしかいない観客に拍手で迎えられた。
そしてまず写真撮影!「この光景、TVとかで見たことある!」「うわっ!超かっこいいじゃ~ん!!」思わず素になった。
その後プレーヤー22名、レフリー3名がセンターサークルを囲みオーストラリアの国歌斉唱。
このときいろんな人の顔が頭に浮かんだ。
俺を必要としてくれたチームのため、そしてこの時に浮かんだみんなのため、もちろん自分のためにも絶対勝ちたかった。
いよいよキックオフ。
1タッチ、2タッチの早いパス回し前半はうちのいいリズムでゲームは進んでいったが、運にも見放されゴールは奪えず。
さらに前半終了間際、この日一番調子が良かったMFのDanielが負傷退場してしまい、一気に相手のペース。
後半はうちもチャンスがあったが決められず、逆に3点取られ0:3で完敗。黒星スタートとなってしまった。
セミプロと言っても毎日トレーニングするわけではなく、ほとんどの選手が昼間は他の仕事をしている。
そのため火・木・金の夜2時間程度のトレーニングだが内容の濃い2時間だと思う。
週3でトレーニング、週1でゲーム、レベルの高い所でこうやってサッカーできる事をすげー幸せに思う。
両親、そしてオーストラリアで出会ったたくさんのサッカー関係者に本当に感謝してる。
第2戦は11.27アウェーでVS Bonnyrigg(前回のカップ戦のチャンピオンチーム)。
うちのホームゲームでは200~300人しか来ない観客が、この日は約2000人!
しかもグランドと席が近いせいか観客の圧力もやばかった。
この日も初戦と同じくMFでスタメン出場。
前半10分にいきなりチャンスが!左サイドからグランダーのクロスが入り、うちのストライカー相手と競り合いながらスルー。
それを読んでた俺は後ろから走りこみトラップでDF1人をかわし、左足でシュート!
その瞬間もう一人のDFが後ろからタックル。
レフリーのホイッスルが聞こえた。
ファールを受けてPKゲット。もしかしたら蹴らせてもらえるかも?そんな期待した方が間違いだった。
ストライカーの奴がPKを決め先制点。
しかしこの後2点取られ逆転された。
相手のチームには熱狂的なサポーター、ファンがいて、相手がゴールした時なんかはスタジアムが「ドッ!」と沸いた。
うちらにはブーイングもあるし相手の応援には圧倒されたが、ロスタイムに入りすぐ何とか点を取り返し、チャンピオンチームとアウェーで2:2。価値ある引き分けだった。
この後ホームで2試合、V.S. St.George 1:2V.S. Central Coast 1:4
どちらの試合にもMFでフル出場したが、勝ち点を取ることは出来なかった。
2.19 今年のラストゲーム。ホームで VS Penrith。この日はDFでスタメン出場。
相手がそこまで上手くないのもあったが、パスも回せていい形で点も取れたが、後半、気の緩みからか2失点してしまい、4:2で勝利。
反省点もあるが、2004年ラストゲームで勝ち点3を取れたことは2005年にいい風につながるとこの時思った。
12.26~1.5。日本に一時帰国した。久しぶりに帰る実家。
久しぶりに会う両親、祖父母、地元の友達、大学の時の仲間、AUSで出会った奴ら、たくさんの人達に会えてすげー心が癒された。居酒屋に通う毎日で寝る時間も少なかったけど充実した11日間だった。
2005.1.7。今年初のトレーニング。体重が重くなっているのがハッキリ分かった。
1.9。練習ゲーム。MFでスタメン出場。しかし前半5分に思わぬアクシデントが!相手のドリブルを体に入れて止めた直後、左手に激痛が走った。見てみると左手薬指が中指の方に45°に曲がっていた!すぐに近くの病院に行きレントゲンを取ったら粉砕骨折。手術が必要で全治8~10週間と診断された。
1.17。2~3時間の手術が無事終了。今はリハビリ中だが2月初めのゲームにはプロテクターを着けて出場しようと思っている。残り7試合。全て出場し結果を残し、悔いの無いシーズンにしたい。
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Vol.3 ケガから復帰!

1月9日の練習ゲームで思わぬアクシデントに見舞われてしまったHIDE選手。ドリブル突破を図る相手選手に体を入れて止めた際、左手薬指を粉砕骨折してしまったのだ。チームの中心選手であるがゆえにチームの勝利にこだわる気持ちからの怪我だから致し方ないとはいえ、大好きなサッカーが出来ない歯がゆさもある。1週間後の17日に3時間の手術を施し、その後は懸命にリハビリに励んだ。リハビリ中からのHIDE選手の活躍をお届けします。

ケガからの復帰。
手術後、すぐにでもプレーしたかったけどドクターに止められ3試合はスタンドから試合を観る形になってしまった。0対2、1対4、1対2とチームは3連敗。
そして手術から3週間後の2月6日。恐怖心はすげーあったけどプロテクター、テーピングで指を固定してMFで出場。相手は去年までAustraliaの1部リーグだったVS Marconi
俺のマークした奴は元U-18オーストラリア代表らしくテクニック・スピード共に他の選手とは違っていた。
1ヶ月ぶりの試合だったから後半30分くらいから両足攣り始めて、コーチに交代選手が残ってなくてラスト15分間は攣りながらプレーした。
俺のマークの奴に1点決められたが結果は2:2の引き分け、勝ち点1をゲットした。
今俺はSydneyのCityで家のオーナーをやっている。住んでいるのは全員日本人で計8人。
日本の地元も、やってた事も、Sydneyでの生活も年齢もみんなちがうけど、この家で出会い生活を共にし、みんなの個性が良い感じにミックスされてて、シェアメイトのおかげで「帰りたくなる家」を作り上げることができた。
そんな俺のシェアメイトが3月6日にVS A.P.I.Aを観に来てくれた。ウォーミングアップ後ロッカールームに戻ってユニホームに着替えグラウンドへ。観客は150人くらいしかいなかったが、超目立っている集団がすぐに目に飛びこんきた。
赤、緑、青などの派手なカツラをかぶり、ウチワに「H・I・D・E」。チームメイトには「あれ、Hideのファンクラブ?」(もちろん英語で)とか色々つっこまれてちょっと恥ずかしかったけどスッゲー嬉しかった。
DFで出場。俺がボールにさわっただけで、スタンドから「H-I-D-E-」。なんか有名人になった気分だった。先制点を取られたが後半、コーナーキックのこぼれ球を拾って俺からJohnへパス。
Johnがダイレクトでシュートし左隅にゴール!しかしロスタイムに以前うちのチームでプレーしてた奴にヘディングで決められ1対2で負けてしまった。せっかくみんなが応援してくれたのに勝てなかった。
Premier Leagueには16チームあり、全チームFirst Grade(トップチーム)、U-20(20歳以下)という2チーム持っている。
うちのチームの開幕時はFirst、U-20共に20人位ずついたがチームオーナーが何人かの選手に金を払わず、そいつらが別のチームに移籍してしまった。
1人、2人なら問題はないが毎週1~2人ずつチームを去って行き、更にケガ人も続出し、いつの間にかFirst Gradeだけじゃ、チームを作れずU-20から選手借りるというありえない事が起き始めた。
しまいには13節終了後チームオーナー、コーチ、フィジカルコーチもチームを離れる事になり、マネージャーをやっていた人がオーナー兼コーチという形になった。
試合には勝てないし、チームが金をもってないから契約の時より給料は減ったし、トレーニングも週3だったのに週1になり、別のチームに移る事も考えた。
誘いの話もあったがマネージャーの人にすげーお世話になってたし、良くしてもらってるからかなり迷ったけど、Crescent Starに残る事にした。
3月19日、16チーム総あたりのリーグが終わり、2週間かけて上位8チーム、下位8チームに分かれ、勝ち点とかはそのままだが、また総当りで7試合が行われる。
上位8チーム(Champion League):優勝争い
下位8チーム(Challenger League):下位3チームは下のリーグに降格。
俺のチームは1勝10敗3分。負けっぱなし!!
4月3日から残留をかけてChallenger Leagueが始まった。
しかしチーム状況は悪いままで、先週の試合では俺ともう1人以外は全員U-20の選手で16歳の奴らなんかもいて技術、精神面はもちろん劣るし、明らかに経験不足。
全く試合にならなかった残り2試合。もう降格は決まってしまい消化ゲームっぽくなってるけど、やるからには勝ってシーズンを終えたい。
このシーズンが終ったら1つ下のSuper Leagueでプレーする事を考えている。
もうSuper Leagueのシーズンは始まっているが、今何チームかのトレーニングに参加して向こうが俺を必要としてくれたチームの中から条件がいいチームに決めようと思っている。初心に戻って、また頑張ろうと思う。
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Vol.4 新天地!

1年目のPremier Leagueでの選手生活は、怪我に泣かされ、チームは降格という初めての経験だらけだった。2年目の今年、怪我を克服し、チームも移籍し、Super Leagueという新天地でのHIDE選手の新たな戦いが始まった。

まだPremier Leagueシーズン中だったけど、5月3日、以前プレーしていたコーチに誘われて、Premierの1つ下Super Leagueのチームのトレーニングに参加した。
Premier Leagueでプレーをしていて俺のチームと戦った事がある人がコーチ兼プレーヤーだったから自分のプレースタイルなども知っていてくれてたし話は早かった。
この段階ではレベルは低かったが、Premier終了後は何人かの選手が来るって話を聞いてたし、チームオーナー・コーチなども俺に興味を持ってくれたから3回目のトレーニングの時にサインした。
Leagueは1つ下がるけれど家から近くなったし、チームメイトもいい奴ばっかだし、給料も前より良くなったし、このチームでプレーするのが楽しみだった。
5月14日。Premier League最終節  V.S Wollongong
11月にシーズンが始まって色々な事があった。1月には左手薬指を手術をした。ほとんどの選手がチームを離れ、コーチ・オーナーも去り、残ったメンバーでここまえ戦ってきた。俺は英語が話せないけど若い奴ばっかりだっらからなんとか頑張ってチームをひっぱってきた。この試合も負けてしまったがラストゲーム、楽しくプレーする事ができた。俺の1年目のPremier Leagueも今日で幕を閉じた。
日本に帰国した奴らや大学時代の友達、Sydneyの友達に「Hideは自分のやりたい事頑張って偉いね!」ってよく言われるが、サッカーするためにAustraliaにいるのに最近の俺はバイト、遊びが生活の大半を占めている。
俺は昨年の6月からCityにある富士屋という居酒屋でキッチンハンドをやってる。
前までは試合前日は仕事せず家でゆっくりしスパなどに行って試合に備えてた。基本的には試合は日曜日だから、金・土は酒も一気しまくったり、朝まで飲む事も多くなってる。
ここで働いてるのはほとんどが日本人。ワーホリはどの子も多く入れ替わりが激しいがいい人ばっかで、すっげー楽しい。
でも俺の居場所はここじゃない!9~10月頃からはPremierの各チームのトライアルなども始まるし、今自分が一番やらなければいけない事をちゃんとやる。そう心に決めた。
5月22日。Super League 12節目 V.S Hajduk
スタメン発表の時、ホワイトボードに俺の名前はあったが、基本的に俺はディフェンシブの選手で、DJかScottのポジションだがサッカー始めて17年!プレーした事のない左ウィングだった。
オフェンスセンスのない俺にコーチからの指示は「高い位置でプレーし、ストライカーにいいクロスをあげろ!」その瞬間心の中では「俺のプレースタイル知ってるんだろ!そんな難しい要求すんなよ!」って思った。
でも文句言ってらんねーしやるしかない。うちのDFがひどい。ミスが続き3失点、うちも2点取ったが一歩及ばず初戦を勝利で飾る事はできなった。
6月5日。V.S FC Bossy (首位のチーム)
左ウィングでスタメン出場。首位のわりにはみんなそれ程うまくなく前半0:0。後半に入りお互い決定的なチャンスを作る事ができず残り5分。コーチ兼プレーヤーのScottのロングボールからストライカーOmarがシュートし、右サイドネットに吸い込まれるように入った。11人が集まり喜びを分かち合った。その直後、試合終了。
3試合目にして勝ち点を取る事ができた。練習の時、コーチに「左ウィングどうだ?」って初めて聞かれ、俺は出れればどこでもいいけど、できればボランチをやりたいって伝えた。
7月1日。Crescent Starのコーチに呼ばれてPremier Leagueの表彰式(Gold Medal Dinner)へ行った。
会場には各チームのコーチ・プレーヤー・スタッフなど計300~400人が集まった。
テーブルに置いてあった冊子を開けて見るとそこには16人の名前が書かれてあった。
Premier Leagueには16チームあり各チームのコーチが自分のチームのベストプレーヤーを選び、選ばれた16人中からMVPを決めるらしく、その中にHidetaka Ishii-Sydney Crescent Star叫びたくなるくらい嬉しかった。
うちのチームは最下位だったし、もちろんMVPになるわけはなかったが、2つのでっかいスクリーンに名前・写真が映った時は本当に感動した。
この頃からPremierのチャンピオンチーム(Bankstown)から3人、元オーストラリア代表DF、元1部リーグでプレーしてたGKなどが加入してきてレベルも一気に上がった。
7月3日。VS Dulwich Hill(2位のチーム)
5月22日に比べるとだいぶメンバーも替わった。この試合からうちは負けてはいけないチームになった。
アウェーで2位のチームに1:1の引き分け。
7月10日。VS Fairfield 4:1
7月17日。VS Hurstvill City 0:0
7月24日。VS Fraser Park 2:0
7月31日。VS Sutherland 2:0
ボランチで出場できるし、今いい感じでプレーできてる。
現在14チーム中10位。残り4試合全部勝って、少しでも上を目指したい。
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Vol.5 最終節

怪我を克服し、チームも移籍し、2年目のSuper Leagueという新天地で最終節を迎えた。最終目標はトップリーグのA-leagueだが、まだまだ辿りつけていない。HIDE選手の戦いはこれからだ!

俺がCrescent Starの練習に初めて参加した時、最初に話しかけてくれたShaneのいるチーム。この日の俺のマークはShaneで競い合う場面も多かったけどなんとか1:0で勝ち、3P取る事ができた。
8.15 父親が仕事で一週間Sydneyに来た。練習、仕事の合間に飯食いに行ったり飲みに行った。
8.21。vs Hajduk
父親・シェアメイト3人が観に来てくれた。この日は体が軽く回りもよく見え、ボールコントロールを調子よく落ち着いてプレーする事ができた。後半DJのゴールで先制し、90分間守りきり1:0で勝利。
異国の地で外国人に囲まれてプレーする姿を親に見せる事ができた。しかも勝てたから少しは親孝行できたかなって思う。
8.28。最終節 vs Hustville ZSC
この日はキャプテンのJohn、ストライカーのOmar、デビュー戦が同じ日だったMax,コーチ兼プレーヤーScottが欠場。2:2でむかえた後半30分。相手を1人かわしたFWにパスを出した直後、後ろから激しいタックルが。
うずくまったまま動く事ができなかった。最終節で負傷退場。相手は一発レッドカードで退場。その直後に元オーストラリア代表の直接FKがネットをゆらし,3:2で勝ったが、自分的には最悪なシーズンの終わり方だった。
リハビリを続け9月後半には足の具合もだいぶ良くなってきたが、次のシーズンスタートが来年1~2月で「まだまだ時間がある」という怠隋な気持ちから、なかなか自主トレを開始する事ができなかたった。
9.18。25歳の誕生日を迎えた!17日(土)富士屋での仕事を終え、みんなでまかないを食べていた時、突然店内の電気が消えた。「Happy Birthday to you♪」の合唱とともに目の前にケーキが出てきた。
歌が終わったと同時にキャンドルの火を消そうと思ったら前に座った美女3人に先を越された。さらにケーキを見たら。”Happy Birthday”世界で一番ブサイクHideと書かれてあった。オーナーの仕技だとすぐにわかった。
富士屋のオーナーはMichaelといって日本語を話せる中国人だ。誰かが辞める時は仕事後に店内で朝まで送別会をやらせてくれたり、誰かの誕生日にはこうしてケーキを買ってきてくれる。イベント好きでとても良い人だ。
普通の誕生日パーティはケーキを出して→テキーラ一気→ケーキを食べて終わりだが、この日はみんなからプレゼントがあった!全員からメッセージ付BDカード、DVD、俺の大好きなチョコの詰め合わせ、スポーツタオル、ヤクルト、超ブサイクな人形、シャンパンなどたくさんのプレゼントをもらった。
その後、みんな朝まで飲んだ。キャンドルが消せなかったし。ケーキにはブサイクって書かれてたけど、すっげー心に残る誕生日になった。
「富士屋のみんな、感謝しています!」そして日本からもたくさんのメール、サプライズプレゼント本当にありがとう。
10.21。Stanmore Hawksのパーティがあった。
プレイヤー・コーチ・関係者など総勢100人位が集まった。2時間位食事をして飲みながらいろんな人と話をした後、セレモニー的なものが始まった。一人一人名前を呼ばれ前に出てトロフィーを受け取った。そして最後に2005シーズンMVPの発表があった。まわりの奴らが「For you!」と何度も繰り返していた!
うちのチームには元オーストラリア代表もいるし、全く期待してなかったがコーチの口から出た名前は「Hide!!!」
盛大な拍手の中、思わず日本語で「俺…!?」って言っちゃった。
約100人の前でのスピーチの時はひざがガクガクしていた。
みんなに認められ、こんなに多くの人に祝福され本当にうれしかった。
でもこれで満足せず、少しでも上を目指してがんばろうと思った。
オーストラリア1部リーグ(A-league)は8月にシーズンがスタートし、このリーグには8チームあり日本人も2人プレーしている。
元日本代表のカズ(三浦知良選手)もこのリーグのSydney FCでプレーする予定だ。
何試合か観に行ったがPremierで戦った事のある選手も何人かいる。
このA-leagueでプレーするのが俺の目標だが、来シーズンPremierでプレーするのも難しい状況である。先シーズンは16チームあったが来年は10チーム減り、しかも選手もすでに決まってるらしく、トライアルもないらしい。
今知り合いに聞いてみたり、チームに直接コンタクトを取ってる最中だがまだどうなるかは分からないが、Premierでプレーできると信じてる。
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Vol.6 KAZUの移籍

今シーズンのSuper-Leagueでの戦いは終わった。怪我の克服やチームの移籍など環境に大きく左右変動があった2年目も終わり、来年こそはPremier League、さらにはトップリーグのA-Leagueを目指すために、とことんサッカーを頑張ろうと心に誓った。その背景には、短期間のレンタルで移籍したスーパースターKAZUの影響も少なくないだろう。ガンバレ!HIDE!たくさんの仲間が応援しているぞ!来シーズンもさらに輝く君でいて欲しい!

Premireでプレーしたいという気持ちは強かったが、トライアルに行く事ができず来シーズンはPremireではなく、もう1シーズンSuper LeagueのStanmoreでプレーする事に決めた。
11.7。日本サッカー界のスーパースター Kazu(三浦知良選手)がA-LeagueでプレーするためにSydneyに来た。
この日の昼間に市内のホテルで行われた記者会見を見に行った。
間近で見たKazuのオーラは他の日本人選手にはない物だと感じた。
翌日、Sydney FCのトレーニングを見に行った。38歳はチーム最年長。
海外での経験が多く、リーダーシップの高いKazuは、アップの時には先頭を走り、チームメイトとも常にコミュニケーションを取るなど初トレーニングとは思えないくらいチームになじんでた。
まだ1年目のA-League、これから進展していくにはKazuのような人材がもっと必要だと思った。
この日KazuにサインをもらうためにSydney FCのユニホームを持っていき、Kazuが着替えて出てくるのを待っている時、日本のスポーツ誌「Number」の記者に「Kazuの取材でそのユニホームを使いたい」と言われサイン・写真をもらうという条件で1日貸した。
翌日、受け取ったユニホームの胸の所には、TO HIDE – Kazuのサインが書かれてあった。
12月に発売させれたKazu表紙のNumberには、俺のユニホームを着てるKazuの写真が載っていた!
さらにその数日後、サイン入りユニホームを着てるKazuをKazuのホームページを見つけた時の喜びは今でも忘れない。
11.13。VS Queensland
今までのSydney FC ホームゲーム、日本人観客はほとんどいなかったが、この日は日本人だらけで約3000人。
Kazuの人気がどれだけか物語っていた。しかしスターティング11の中にKazuの名前はなかった。
スタジアムはブーイング → Kazuコールが鳴り止まなかった。そんな中後半30分、ついにKazuがA-Leagueの舞台に立った。見せ場は少なかったが残り3試合、大きな期待が持てた。
11.19。VS Peath
Kazuはスタメン出場で約70分間プレーした。Peathには石田博行という日本人がプレーしているが、後半35分頃出てきたため、日本人対決は実現されなかったが、見ごたえあるゲームだった。
Kazuの体のキレは1戦目に比べて確実に上がっていた。
11.27。VS Adelaide(唯一のアウェーゲーム)
この試合はPUBで観戦した。前半ヨークからスルーパースに抜け出したKazuが左足でゴール!
さらに後半、今度はGKをかわし左足をふりぬいた。 この日2ゴール目!!チームは2:3で負けてしまったが、Kazuの存在をアピールできた最高のゲームだった。
12.3。VS Melbourne
Kazuにとって国内リーグ最終戦。得点をあげる事はできかなったが、決勝点となる2点目ではホストプレーで得点に絡み、有終の美をかざった。
12.5~12.25。Australia東海岸をバスで旅した。
Byron Bay→Sufers Paradise→Brisbane→Noosa→Hervey Bay→Fraser is→Airlie Beach→White Heaven Beach→Cairns。
1人旅だったが、Surfersには大学時代の友達やSydneyで一緒に働いてた友達がいたし、Fraser islandではバッパーで知り合ったドイツ出身のPeterとMichaelと行動を共にし、19日にはSydneyから彼女が来てAirlie Beachで合流。
グレートバリアリーフの色あざやかな海は今も目に焼きついてる。たくさんの自然に触れる事ができ、たくさんの人と出会いとてもリラックスでき、オーストラリアの良さを改めて実感できた。
Sydneyに戻ったらまたサッカー、学校、富士屋の生活が始まる。2006年、サッカーをとことんがんばろうと思う。
Premier-Leagueのトライアウトがなかったために、来シーズンもSuper-Leagueでプレーする事になったけど、スーパースターKAZUの影響やオーストラリアの大自然に触れた、オフのリフレッシュを通して、心機一転、とことんサッカーを追及したいという貪欲さが出てきたね。
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Vol.7 新シーズンスタート

割くシーズンはSuper-Leagueで終わった。今シーズンこそ結果を残し、Premier League、さらにはA-Leagueでのプレーを目指す事を心に誓った。ガンバレHIDE!今シーズンも輝く君を見せてくれ!

1月あたまからトレーニングが再会した。12月には東海岸の旅、年末年始はバイト、飲み会の繰り返しだったため、かなり体がなまっていたが、毎週トレーニングをしていくうちに除々に戻っていった。今シーズンはPremierでプレーできない。
その悔しさを忘れず、このSuper Leagueで結果を残し来シーズンこそはPremier-A-Leaguesでプレーする!
2.19。preseason match vs FC Bossy
この日、コーチからの指示は「相手DFの裏に走り込んでパスを受けろ。」前半20分、MFのDJがいい形でボールを持ったのを見てDJとアイコンタクト。相手DFの裏に走り込んだ。
GKとDFの間にきた浮き球をボレーシュート☆
オーストラリア生活3年目にして初ゴールを決める事ができた。
リーグ戦ではないし、試合は2:2の引き分けだったが、心に残る試合となった。
2.25。preseason match vs Dulwich Hill
この日もコーチからの要求は同じだった。0:1で向かえた後半10分。DFの裏に走り込みDFのJohnからのロングボールをワントラップして右隅にゴール☆コーチの期待に答える事ができた。
3.4。2006 Winter Super League 開幕戦 vs FC Bossy
毎回開幕戦の時に感じるがpreseasonとは違う雰囲気がぜんぜん違う。全試合大切なゲームだが、特に初戦は重要だと思う。自分の中でもかなりモチベーションを上げて試合に入った。
1:1で向かえた前半24分コーナキックのこぼれ球をミドルシュート!ミートはしなかったが、コースがよく、左隅に入った☆チームメイトが俺の所に集まって囲んでくれた。preseasonのゴールとは比べものにならない喜びを感じた。その後もkingsleyとBouziが追加点をあげ4:1で初戦を白星で飾った。
3.13~25日本一時帰国。ワーホリ時代の仲間との再会、家族との団らん、そして今回の第一目的であった大学時代の友人の結婚式。前回の一時帰国の時と同様、かなりハードスケジュールだったけど貴重な時間を過ごせた。俺のために時間を作ってくれたみんな本当感謝しています。エアーチケットを取った後に試合日程の変更があったため、25日の朝Sydneyに着き、その日の夜はvs Fraser Park。
さすがこの日はベンチスタートだったが、後半15分からボランチで途中出場。何度かチャンスを作る事ができたし、3:0で勝ったが2週間トレーニングをしていなかったから、思ったように体が動かなかった。
Continental Tyres Cup
NSWにある約64チームが参加するトーナメント戦。カップ戦はリーグ戦と同時に進行だが、2週に1回のペースで進んでいく。
4.5。Continental Cup v.s Ryde City
前半15分 FW Parisが右サイドを切り込んでクロス。二アサイドに走り込み合わせて先制ゴール☆前半25分またもParisからのクロスをボールで合わせこの日2ゴール☆ハーフタイム、みんなからハットトリックを期待されたが、後半はいまいちいい形が作れず2:0で試合終了。格下相手だったけど2点取れたし勝てたからまずまず。
次もPenrithに延長までもつれこんだが、1:0で勝利。ベスト16進出!!カップ戦のある週は、週末にリーグ戦を行った後、火曜:トレーニング、水曜:カップ戦、木曜:トレーニングそして週末にリーグ戦といった感じで、居酒屋のバイトは週1~2に減らし俺が望んでいたサッカー中心の充実した生活を送れている。バイトを辞めてサッカーだけで生活していけるように上を目指して、これからも努力し続けて頑張っていこうと思う。
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Vol.8 移籍問題

今シーズンは移籍する仲間が続出する中で、自身の移籍問題やビザの問題も・・・ガンバレHIDE!
今シーズンも輝く君を見せてくれ!

3月:Premier.Wollongongのコーチから電話をもらった。話してみるとCrescent Star(前所属のチーム)のマネージャーから自分のことを紹介されたらしく、「MFを探している。ウチのチームでプレーしないか?」との事だった。
すでにStanmoreとはサインを終え、始動していたが、Stanmoreより給料が良い。それより何よりレベルが高くなる。しかし問題が。場所とビザ。WollongongはSydney City(家・学校のあるところ)から電車で2時間弱。
①今までどおり学生ビザ。週2~3で学校に行き、週3~4で夜Wollongongまで通い、トレーニング。
②チームがビザをサポート(スポーツビザor就労ビザ)。Wollongongに住み、サッカーだけの生活。
①の生活はハードすぎると思い、②のビザサポートの交渉をしてみたが、サポートするのは難しいとの事。
今思えば①の生活をしてみてもよかったと思うが、すごく良い話だったが今シーズンはStanmoreで優勝をめざそうと決めた。
4月16日。vs Sydney Wanderers
1対0でむかえた前半30分。オーバーラップしたDFのScottが右サイドでボールを受けゴール前へ速いクロスを入れてきた。Scottは日頃から「センターリングのときに1人は必ずニアサイドに走り込め!」と言っている。相手と競り合いながらニアサイドに走り込んだ。ジャンプしてギリギリ触ったボールはコースを変え左上の隅に入っていった☆
観客の方に走って行きガッツポーズ。チームメイトもみんな集まって喜び合った。しかし、次の週からリーグ戦3連・・・。カップ戦で結果を残すしかない!
5月3日。vs Sydney Univercity(Cup Game)
後半に入りゲームは動いた。MFのKyriのパスからFWのParisが目の覚めるようなミドルシュート☆後半40分、相手の足が止まってきたのが分かったから、Kyriが自陣でボールを持ったのを見て相手DFの裏に走り込んだ。少しボールが長かったためGKがペナルティエリアの外まで出てクリア。紙一重だったが先にボールを触りGKの頭上を抜き交わし、無人ゴールに蹴りこんだ。2対0で勝ち、ベスト8進出を決めた。
5月13日。vs Macarthur
2対1でむかえた後半30分。3人の交代を終えた直後、DFのPerryが足をつったためシステムを変え、PerryをFWに置き休ませることに。
そのPerryがさっきまで足がつって動けなかったのが嘘のように、前線からいいプレスをかけ高い位置でボールを奪いチャンスを作った。終了間際にPerryが右サイドに切り込み、走り込む俺の前に絶妙なパス。GKのポジションを見てスライディングシュート☆止めを刺した。
5月17日。vs Canterbury(Cup Game)
開始5分。高い位置でプレスをかけボールを奪い、FWのNeilへ倒れながらスルーパス。Neilが右隅へゴール☆しかし前半に追いつかれ、さらに後半残り10分。フリーキックからヘディングで合わされ逆転負け。
2006.Continental Cupが終わった。
この試合の一週間後、コーチ兼プレーヤーだったScottがCanterburyに移籍した。Scottはここ数週、結果だけでなくチームに不満を持っていたらしく、移籍を決めたらしい。
5月27日。vs Central Coast
Scottがいなくなったからチーム力が落ちたとか言われたくない。チーム一丸となりこの試合に臨んだ。
ムードメーカーであり実力もあるMFのDj。彼はなぜか出場機会が少ない。俺はDjのプレースタイルも好きだし必要だと思うから、何度かコーチに言った事もある。
1対0でむかえた後半10分。今日もベンチスタートだったDjが途中出場。コーナーキックのこぼれ球をそのDjがミドルシュート。ファーストタッチで右隅にスーパーゴール☆3点目もDjのアシストから生まれた。終わってみれば5対1。価値ある勝利だった。
6月。ついにWorld Cupドイツ大会が開幕した。
6月12日:Japan v.s Australia
友人10人位とPUBに行き、ビール片手に大きいスクリーンの前でキックオフのホイッスルを待った。ラッキーゴールだったが中村の先制点☆あの瞬間みんなで叫んだ!盛り上がった!!しかし。後半、柳沢→小野というこの交代。高原の1トップになったため前からいいプレスをかけられずボールもキープできず、相手にいいようにボールを回されDFはどんどんラインを下げた。その結果Australiaの2点目のようなゴールが生まれてしまったと思う。結果論ではあるが、ジーコの采配ミスではないだろうか。ブラジル戦の玉田ゴールは素晴らしかったが、予選3試合とも日本は自分達のサッカーができなかったのでは。
Super Leagueは総当りのリーグが終わり、来週から1・3・5位・・・(Pool A)、2・4・6位・・・(Pool B)という2グループに分かれ、勝ち点などはそのままでまた総当り(7試合)のリーグ戦が行われる。
そしてトップ2チームずつと、5位のチームがセミファイナルに進むことが出来る。
Stanmoreは5位だったためPool Aに。セミファイナルに進むために、残り7試合勝ち続ける!!
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Vol.9 ラストゲーム

最終節を迎え、チームを去る。そして・・・・・・ガンバレHIDE!今シーズンも輝く君を見せてくれ!

8.19。VS Dulwich Hill(最終節)
ロッカールームに入りみんなの顔を見渡すと、いつもと違ってリラックスしていた。16チームで争うNSW Super League 5位までがセミファイナルに進めるが、2試合を残した時点で5位以内に入れないのがすでに確定していた。言ってみれば消化試合だが、このメンバーで戦うのはこれが最後。何より俺自身、2シーズンにわたってプレーしてきたStanmoreの一員としてプレーするのがこの試合でラストになるだろう。この事はチーム全員が知っていた。
うちのキャプテンは、自分の面倒を一番見てくれたDFのJohn。そのJohnが試合前「今日はHideがこれをつけろ!」とキャプテンマークを左腕に着けてくれた。
この日のチームの共通意識は、FW Neilが得点王争いをしていて、1点差でトップを追っている。
そのNeilにゴール前でボールを集める!それと90分間、思う存分楽しむ!この2つだった。
18分、MFのDJのクロスをNeilがオーバーヘッドで右隅に先制ゴール。すぐに同点に追いつかれたが、47分にFWのBishのクロスに走りこんでスライディングシュート。 チーム全員が俺の所に集まってくれて、「Brilliant」、「Well Done」、「Hide Hide・・・」あの時のチームメイトの笑顔は一生忘れないと思う。
そして80分。BeaneyのスルーパスをうけたNeilがキーパーを交わしゴーール。
4:3で最終戦を勝利で飾った。
勝った後にロッカールームで歌う歌がある。プレーヤー・スタッフ全員が輪になり、みんなで歌い叫んだ。
キャプテンも経験でき、得点も取り、チームも勝ち、そしてNeilが得点王になった。
歌の後コーチ・スタッフ・キャプテンのJohnから一言。
そしてみんなが、「Hideスピーチしろよ!」2年半シドニーにいるのにいまいち伸びない俺の英語力で、感謝の気持ちを伝え、チームネタで笑いをとりみんなと握手した。
5位と2ポイント差で6位に終わり、残念な気持ちはもちろんあったが終わりよければ全てよし。
最高のシーズンとなった。俺を支えてくれたチームメイト・スタッフ・友達・家族・いつも試合を観に来てくれた彼女、全ての人に感謝してます。
9.15 Stanmoreのパーティーがあった。
約1ヶ月ぶりのチームメイトとの再会 8 pm、みんなが揃いパーティー開始。総勢300人は来てたと思う。
まずは食事。肉・野菜・シーフード、家では食べられないような料理が目の前に並んだ。
みんなと喋りながら飲んで食べて、幸せな一時だった。食事も終わり授賞式へ。
チームを支えてきたスタッフなどにトロフィーが渡され、そのあとファーストグレード(Aチーム)のプレーヤーが一人一人名前を呼ばれ、ステージへ上がりトロフィーを受けとった。
その後セカンドグレード(U-20)も終わり、いよいよチーム内年間MVPの発表。発表前、周りからは「Hide?」「John?(キャプテン)」などの声も聞こえたが、今年はこいつしかいないでしょ!!
2006シーズンリーグ得点王のFWのNeil。
盛大な拍手の中、Neilがステージに上がり、トロフィーを受け取りスピーチをした。 もちろん英語だし俺のためだけにゆっくり話してはくれないから、100%理解する事はできなかったけど、最後にNeilが「チームメイトのサポートがあったから、得点王を取る事ができた」 といったのは理解できた。
ステージから戻ってくるNeilをチームメイトみんなで迎えた。 Neilは来シーズン海外に出るか、プレミアのBankstownというチームでプレーするらしい。俺もNeilに負けないように努力あるのみ!
そして10月に入り、2年ぶりにトライアルを受けた。
ライカート(Cityからバスで約20分の所にあるイタリアン街)が本拠地の A.P.I.A(プレミアリーグ) 昨シーズンはリーグ戦では下位争いをしていたが、カップ戦では決勝まで残ったチームだ。
グランドに行ってみると、Crescent Star時代のチームメイト、Askin、Golkan、Shane去年Stanmoreで一緒にプレーしてたMorisがいて、他にも名前は知らないが、見た事ある顔ぶれが数人いた。
1本目、ボランチで出場。
ポジションはいつもと一緒だが周りのプレーヤーが違う。最初はいまいちリズムにのれなかったが、時間がたつにつれて仲間の動き方もわかり慣れてきた。
相手DFの裏に何度か走りこんでパスをうけたり、ワンツーで抜け出しクロスをあげたり、スルーパスでアシストしたり、まずまずの出来だった。
でも3週間ぶりのゲームだったから、体が重い。35分間のゲームだったのに最後のプレーで足がつりそうになった。情けない!
3本目はストッパーで15分間プレーした。4本目が終わって全員ロッカールームに集合。30人位の中から15人位の名前が読み上げられた。
「MF、ISHII」。とりあえず第一関門突破。このあと毎週月曜、3~4週トライアルが続いた。
毎週新しいメンツも少しずつ来てゲームをやり、1回目と同じように30人くらいの中から10~15人名前をあげられる。そしてなんとか4週間生き残り、最終選考の日がきた。前半はボランチでプレーしたがまったくいい所を見せられずに終わった。後半は出番なし。20人くらいの中から残ったのは5人。そこに俺の名前はなかった。
この後とにかく知ってる人に連絡をしてチーム探しをした結果、俺を必要としてくれてるチームの中で条件が悪くないこの3つに絞られた。
PremierのBankstown、SuperのStanmore、Division1のCanterburyこの3チームで悩んでる。
Bankstownはレベルは高いがビザやお金のサポートはあまりしてくれない。
Stanmoreは去年よりも高い給料を支払ってくれるみたいだが、ビザサポートは難しいらしい。
Canterburyはレベルは低いがビザサポートもしてくれるらしいし、なんと言っても給料がいい。
それと2008シーズンはPremierに上がる可能性があるとの事。
でも2008年までオーストラリアに居るつもりはない。今考えてるのは、もしBankstownでプレーできるなら学生ビザを延長して、最後の勝負をする!
お金・ビザは関係なくやっぱりPremierでやりたい。ここでプレーできないのであれば帰国も考えている。
今回いろんな人に相談し、様々なアドバイスをいただいた。
どうなるかわからないけど、この人達に恩返しできるよう、悔いの残らないように精一杯がんばってみようと思う。
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Vol.10 心機一転

オフ期間に日本人の仲間と作った「FC NIPPON」。地元の6人制サッカー大会に出場し、決勝まで進んだがオージーのフィジカルに勝てず惜しくも準優勝。そしてSydneyではお馴染みのCheersが主催したフットサル大会では圧倒的な強さで優勝を果たした。
11月中は本当に悩んだ。前回にも話したがBankstown,Stonmore,Canterburyで迷った。
それと3月にビザも切れるしチームからビザがもらえなければ帰国も考えた。
3チームと何度も何度も話し合い、レベルは一番低いが特にCanterburyはお金の面では言うことなかったし、プッシュがすごかった。
でもサッカーのためにSydneyにいるわけだし、条件が悪くてもビザがもらえなくてもやっぱりもう一度高いリーグでプレーしたいという気持ちが強かった。
試合に出れるかも分からないし、ハードなシーズンになるけどPremierのBankstownと12月5日に仮契約をした。
その後チームミーティングが行われ20名が集まった。元チームメイトも数名、Aリーグ経験者も2~3名、代表経験者も1名、9日から始まるトレーニングが待ちどうしかった。
これを機にサッカーに集中する為、2年半働いてきた富士屋を辞める事にした。ここで沢山の貴重な出会いをし、貴重な時間を過ごすことが出来た。長い間お世話になりました。
12月9日。初トレーニング。Coogeeビーチでランニングのみ。
その日の午後、FC NIPPONの練習中に右足首を捻挫。これからという時にチームとは別メニューのトレーニングだった。ボールは触れないし、試合にも出られない。焦った。今回で4度目の都市をSydneyで越した。
2007年、今年の目標はBankstownでレギュラーを取り、タイトルを取る!
1月5日。ワーホリから学生に切り替えてからの2年間通ったBridge Business Collegeを無事卒業することが出来た。3月に今のビザは切れるが延長する。次の学校はCentral Collegeという所だが、Sydneyでは語学学校対抗のサッカー大会が4~10月にわたってあるらしく、この学校も参加して力を入れてきている。
そして今年から導入された奨学金制度。週3で学校に通いパートタイムの授業を受け、金曜の午後サッカー活動に参加することで最短6ヶ月の授業料がフリーになる。
自分の体作りも出来るし、レベルは草サッカーていどだと思うが、留学生というのはブラジル、フランス、イタリア、ドイツなど世界各国から来ている。
色々な国のサッカースタイルを見れるいい機会だし、学ぶことも多いと思う。
4月から始まる大会では学校の為に最大限の力を出して貢献したい。
そしてついに・・・1月12日のトレーングの後、Bankstownと本契約を交わした。
色々迷ったがいつかこの決断を後悔することがないように思いっきり楽しみ、自分を追い込んでみようと思う。
1月半ば、元Aリーガーの今矢直城君と食事に行った。彼と知り合ったのは俺が始めてPremierの舞台でプレーした約2年半前。オレのチームメイトと仲が良かった為、試合を見に来ていて、紹介されて話したのがきっかけだった。
直城はオレと同じ年だがSydneyに来てもう10年以上。
以前はスイスの一部でもプレーし、去年Aリーグ開幕と同時にNZ Knightsと契約したがケガに悩まされ思うようなシーズンを送れなかった。
ついこの前までは日本の横浜FC、水戸のトライアルにも行っていた。
そして今はアジアの各方面でトライアルを受けているらしい。
ヨーロッパに戻ることを目標に努力し続けている彼から学ぶことは多く、共に刺激を受けている。
同年代の彼に世界の舞台でまた活躍してもらいたい。
1月21日。Johnny Warren Cupが開幕。vs Sydney United(去年のリーグチャンピオン)
この日は気温40℃!18:00キックオフの予定がPremierの規定で37℃以上の時は試合が出来ないみたいで、キックオフが19:00に変更。
18:15の最終チェック(気温)でも38℃あったらしくアップもしていないのみ汗が止まらなかった。この日はベンチスタート。うちのサッカーは早いプレスを徹底しているが、全く機能せず、なかなかいい形でストライカーにボールが渡らずシュートも少なかった。
後半8分、左サイドから崩され先制点を奪われた。後半25分、「HIDE、準備をしろ!」との声がかかった。しかし、ボールを触る機械も少なく流れを変えられないまま試合終了。
初戦0:1で惜敗。残りの試合、まずは試合に出て、さらにチームが勝てれば最高なんだけど。
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Vol.11 Bankstown City FC

新たにPremierのBankstownと契約したHIDE。 怪我に泣かされ、環境に悩み、大変なシーズンを克服してきた彼だからこそ、より高いステージで頑張って欲しい!! そんなHIDEの2007はBankstownでレギュラーを取り、タイトル取得を目指す!!ガンバレHIDE!今シーズンも輝く君を見せてくれ!

2.3。vs Wollongong
Bankstownに来て初めてのスタメンに選ばれた。
Preseasonとは言えカップ戦なだけに、今までにはないような緊張感だった。1試合通して高い位置でボールを奪えたし、いい形でボールに絡む事ができた。終わってみれば4:0で快勝。Premierでもやれるという手応えを少し感じた。
2.10。vs Sydney Olympic
この日はベンチスタートだったが前半30分、キャプテンのGeorgeがレッドカードで一発退場。後半10分1:1の場面でコーチから声がかかった。残り5分、MFのWebbのゴールで2勝目をあげた。
Johnny Warren Cupでは2勝2敗でセミファイナルには進めなかったが、2週後から始まるシーズンに向けていい仕上がりが出来たと思う。
2.24。2007 Premier Leagueが開幕した。
この日は同じポジションのGeorgeが2試合の出場停止、スウェーデンの1部でプレーしていたSeveも契約が済んでいないため、俺がスタメンとなった。
前半20分、コーチ兼プレーヤーのTsekaが相手と接触し頭を強打。救急車で運ばれるというアクシデントが起こった!その直後左サイドのWebbからのクロスをFWのTallanがヘディングで押し込み先制ゴール。
後半に入りカウンターから決められ1:1となったが、残り15分 WebbとRobbyが追加点をあげ3:1で初戦を飾った。3.4。vs Sydney Olympic
前半15分、WebbのクロスをRobbyが胸でワントラップして左隅にゴール。40分、相手FWの技ありシュートで1:1に。後半に入り65分、SteveがPKをもらい、後半から入ってきたSeveがPKを決め勝ち越したが、その2分後にコーナーのこぼれ球をつながれ左サイドを崩されクロスから押し込まれた。
この日の気温は35℃を超えていて疲労はピークに達していたが、Steveがいい形でボールを持ったのを見てゴール前まで長い距離を走った。
Steveからピンポイントクロスが入ってきてヘディングで押し込み決勝ゴール。
サポーターの声援・スタンドにいた彼女の笑顔・そしてチームメイトが集まって来たあの瞬間最高だった!
3.11。vs Sydney United
GeorgeとSeveという2人のビッグネームがベンチに控えている。
この日もスタメンだったが調子が悪ければ即交代もありえるし、アピールできなければ次の試合からのスタメンはありえない。
チームにとっても重要だが、俺にとっても今までの2試合以上に大きな意味を持つゲームだった。
前半は相手ペースだったが、後半にSeveが入ってきて流れが変わった。Seveの2得点1アシストの活躍で3連勝。3.17。vs Marconi
右サイドのSteveが怪我で欠場のため俺が右サイドに。実は試合前日のトレーニングで左足首を捻挫しちゃって誰にも言わなかったけど歩くのも辛くて。
とにかく冷やして、薬塗って、湿布して、試合前に痛み止め飲んでテーピングして!
試合始まったら痛みも忘れてたけど。結果は1:1の引き分け。
3.24 v.s Penrith
この日も右サイドでスタメン出場。前半10分、高い位置でプレスをかけボールを奪い、相手と競り合いながら右サイドをからドリブルでペナルティエリアに入っていった。しかしシュート目前でこのDFに後ろから倒されPKゲット。
相手にはイエローカード。そうしたらこのDFがレフリーに猛抗議して2枚目のイエローで退場。
これで完全にこっちペースに!後半2失点してしまったが、6:2で大勝。
4.1。vs Blacktown
相手は毎年優勝争いをしている。右サイドでスタメンだったが、開始10分に相手のボールを背後から奪い突破したところを後ろからタックルされ、立ち上がれずに途中交代。後半残り10分で3失点取られ0:4で初の黒星となってしまった。
4.7。vs APIA
相手は俺が去年トライアルに行って見事に落とされたチーム。試合に出ていいプレーをして相手スタッフを後悔させてやろうと思ってたんだけど、先週の左足首が完治しなくてコーチと話し合った結果ベンチスタートとなった。
前半15分、相手のミスから先制点を奪ったんだけど、試合終了間際に同点に追いつかれ痛い引き分けとなった。
4.15。vs Sutherland
この日もベンチスタート。前半40分、イエロー2枚でDFのStudmanが退場となり、残り60分くらいを10人での戦いが強いられた。
なかなか出番のないまま残り10分、やっと「Hide準備しろ」との声がかかった。入って5分、RobbyがPKをもらい、これをSeveがきっちり決めて1:0。しかしまたもやロスタイムにこぼれ球を押し込まれ、2試合連続で勝利を逃した。
4.16~17。レンタカーを借りて彼女と2人でJervis Bayという所に遊びに行った。そこには世界で一番白い砂浜のビーチがあり、2年前に行ったグレートバリアリーフにあるホワイトヘブンビーチに並ぶくらい綺麗だった。
車で色々な所に立ち寄り、ゆっくりとリラックスできた2日間だった。心身ともにリフレッシュできたし、また気持ちを入れ替えてサッカーに打ち込もうと思う。
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Vol.12 最終戦

Premier-Leagueの舞台で活躍してきたHIDE。Bankstownチームでのレギュラーを座を取り、様々な試合で活躍を見せてきた!今回はGrand Final決勝の模様をお届け!そして、この試合が、HIDEのオーストラリア最後の試合になりました。沢山の夢と感動をありがとう!!!でも、これからも走り続けてくれ!!!

7.1 Wollongongとの最終戦
1:1の引き分けだったが、何とか2位をキープし、セミファイナルに進むことが決まった。
セミファイナルは1位 vs 2位(ホーム&アウェー)、3位 vs 4位(H&A)で行い、1-2位の勝者はそのまま決勝へ1-2位の敗者は3-4位の勝者と戦い勝てば決勝に進む事ができる。
7.15(日) vs Blacktown(1位)
今シーズン、うちらはホームで負けなし。この試合も勝って、有利な状況で来週のアウェーに臨みたかった。
開始8分、SeveのコーナーキックをDFのLuksicがヘディングで先制ゴール。
この日はうちらがボールを支配する事ができ、うちらのペースで試合を運んでいく事ができた。
後半10分、FWのRobbyが左サイドを崩し、ペナルティエリアの外で待ってたSeveへマイナスのクロスをあげ、Seveが得意の左足を振り抜き2:0。
そしてその5分後、ペナルティエリアの少し外からのフリーキック。もちろん蹴るのはSeve。左足で蹴ったボールは壁の上を越え、綺麗に右サイドネットに吸い込まれていった。
スタンドの声援も最高潮に。この後少し余裕がでたのかな。チームメイト一人一人の顔を見て、みんなとの想い出が頭の中をよぎった。そんな事を思い出してたらなんかこみ上げるものがあって。
別にこれに勝ったからって優勝するわけじゃないし、まだ先はあるんだけどね。
その後も決定的チャンスを何度も作ったけど、得点する事はできず3:0で試合終了。
7.22(日) アウェーに乗り込んでの2戦目。
3点差以上で負けなければ決勝へ進めるこの一戦。
でも前回このグランドで4:0で大敗してるから油断は出来なかった。ロッカールームで準備してる時、相手チームのメンバー表が届いた。それを見たコーチの口から出た言葉は、「レギュラーの4人がベンチスタート」。
1.キャプテンのLuke。
2.Aリーグ、Queenslandの元キャプテンのChad。
3.今シーズンの得点王のOzbey。
4.元オーストラリア代表のMendez。
1点でも取ればかなり楽な戦い方が出来たんだろうけど、なかなかゴールを奪う事ができず0:0で前半終了。
この日は相手のマークが厳しいというか激しかった。ボールを持ったらプレッシャーも早くファールすれすれ、というかほとんどファールで止められた。
このセミファイナルは累積でイエローカード2枚もらうと1試合出る事ができない。DFのコーチ兼プレーヤーのTsekeはホームの時1枚もらってて、もしこの試合で1枚もらうと決勝に行っても出る事ができない。
だからだと思うけど後半10分にTsekeに代わり19歳のIbbiを投入した。相手はベンチに控えてた3人が次々と交代してきた。
後半15分、故意的ではないがエリア内でDF Studmanの手に当たってしまいPKで1:0。
その10分後はゴール前で得点王のOzbeyにうまくすり抜けられ2:0にされた。残り時間20分。
DF Ruksicを中心にとにかく守りに守った。レフリーに残り時間聞いてもまだあと15分。
何度も危ない場面があったが凌いで凌いで。相手陣地のコーナーにボールを蹴ったり、その付近でボールキープしたり!そしてついに、試合終了のホイッスルが鳴ったと同時にグランドに倒れ込んだ。
決勝進出が決まったその瞬間、涙が止まらなかった。優勝したわけじゃないし、ただ決勝に行く事が決まっただけ。それでも今までこんな経験した事なかったし、とにかく嬉しくて。
Seve、Studmanが最初に声かけてくれて、その後も相手チームの選手も握手する時色々話してきてくれて。
特に元チームメイトのCindaはすっげー嬉しい事言ってくれてさ~。もう引くくらいガン泣きだった(笑)
8.5 Premier League Grand Final vs Blacktown CUA Stadium
勝っても負けてもこの試合でシーズンが終わる。
もしかしたらオーストラリアでの最後の試合になるかもしれない。
今まで自分がやってきた事をみんなに見てもらいたくて、元バイト仲間・サッカー仲間・Go for itの方々、色んな人に声をかけた。決勝進出が決まってから当日までの2週間、できる限りの事はやったつもり。
2時間前にチームバスでスタジアムに入ってからは、みんなの雰囲気が一気に変わった。
アップ着に着替えてミーティング開始。俺はそうとう緊張してたんだろーね。コーチが話してる間ずっと足が震えてた。
アップも終えユニホームに着替え、いつものようにチーム全員で円陣を組みいよいよグランドへ!
入場場面、かなり好きなんだよね。ワールドカップの入場と同じ音楽が流れる中、この日は小学生と手を繋いでレフリーを先頭に入場して行く。グランドに入りスタンドを向いて横一列に並んだ。見てみると今までにないくらいの大観衆だった。あとから知ったけど6000人以上入ってたらしい。
その中でも自分の知り合いの顔はちゃんと探せたんだよね。
ここまで来たらもう思いっきりプレーして楽しもうと気持ちを切り替えた。
開始早々、ゴール前で自分の前にいいボールがこぼれてきた。胸でワントラップしてシュート。いや~力んだね。ゴール左に外れていった。
前半のうちはつなぐ事もできずただ蹴るばっかでいい形を全く作れなかった。そして前半25分、コーナーキックから相手に先制点を奪われてしまった。こうなるとうちのみんなは下を向いて暗いムードになっちゃうんだよね。
俺はというと、下は向かずに盛り上げようと思ったんだけどなかなか自分のリズムをつかむことができなくて。
ボールにからむ機会がぜんぜん少なかった。後半に入りうちも何度かチャンスは作ったけどゴールは奪えず。
そんな時相手のゲームメーカーのMendezが2枚目のイエローで退場になった。
この選手はボールキープがうまくてけっこうてこずってたからこれで少し楽になった。
後半30分、コーナーキックのこぼれをゴール前につなぎ、混戦の中Tsekeが蹴ったボールはポストに跳ね返りそれをFW Robbyが押し込み1:1の同点に。
全員Robbyの所に駆け寄り抱き合った。スタンドもすげー盛り上がったね、あの瞬間!
残り15分、相手は10人だしこっちのペースで試合を運べるかと思ったのもつかの間だった。
後半36分、ゴール前に高く浮き上がったボールをうちのGKと相手の長身FWが競り合い、ボールの行き先はもう一人のFWの前へ。
DF2人はゴールをカバー。あそこは俺が行かないといけなかった場面かな。まさかの追加点を奪われた。
そしてその5分後、左サイドで相手FWと1対1の場面に。後ろからカバーが来てるのに気づかずチャレンジに行ったら少しずらされセンターリングをあげられてしまった。
中で待ってたMF Chadにゴールを奪われ俺らの前から優勝という2文字は消えた。
Bankstownらしさを全く出せず、自分的にも100%出し切れなかったのがすげー悔しかった。

この日のためだけに日本から応援に来てくれたGo for it(JOINET)の坂本さん、バスを借りてみんなに声をかけてくれたカズさん、遠い所まで応援に来てくれた友達・知人、そして毎試合一緒に会場に来てずっとそばで応援してくれた彼女に本当心から感謝してます。
ありがとうございました。
この先はまだどうなるかわからないけど、とりあえずオフに入る。
あとで後悔しないような道をゆっくり探していこうと思う。ーおわりー
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